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Channel: 金利の安い消費者金融は得なのか
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過払い金請求について

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最近テレビや広告を賑わしている過払い金とはなんでしょう。これは過去に消費者金融からキャッシングしたことがある人が、実は利息を多く取られていたというケースが発覚した場合に、その多く払い過ぎた金額に対してその超過分を取り戻そうとする請求のことを言います。ではそもそもなぜこんな詐欺まがいなことが起こってしまったのか。それは金融業界に関する法律をかいくぐってきた消費者金融のずさんな経営方針に問題があったからなのです。その法律とは「利息制限法」と「出資法」です。利息制限法はその名のとおり利息に制限をもたせた法律です。当然法律なので違反した場合は「無効」になります。ただし違反した場合の罰則がありませんでした。故に「出資法」の上限金利は利息制限法よりも高い利息がつけられることから、多くの消費者金融が、この「出資法」に基づいた利息で貸し付けを行っていたのです。高利貸し付けが違法と知りながらそれを当然のように行ってきた消費者金融に対して、返しすぎた過払い金を取り戻す権利は当然あります。今まで個人では話にならなかったことを、弁護士事務所が介入してくれることで、スムーズに過払い金を取り戻すことができるようになりました。しかしこの制度には時効が存在します。10年。これをすぎてしまうと無効となります。当然現在の消費者金融ではこのような上限利息を超えた貸し付けは行っておらず、現在対象になっている人は数年前に借入した人が対象になります。そのため気づかずに10年過ぎてしまうと取り戻せるものも取り戻せなくなるので注意しなければなりません。テレビでもCMで放映されていますが、1万4千人に行った過払い金による請求で1人あたり平均83万円だったことが発覚しました。この過払い金請求により過去『武富士』が倒産に追い込まれましたが、ここ最近でも大手消費者金融が経営難との噂が経ちました。もし武富士のように倒産してしまうと、過払い金も取り戻せなくなるため、心当たりのある人は早目に相談したほうがよいでしょう。

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